オレ仕様のゲーム機を作ろう(その18)
前回は,Z80 オレ仕様ゲーム機「鶏八」の仕様を決めました。
オレ仕様のゲーム機を作ろう(その17)
さて,今回からいよいよ制作に入っていきますが,いつも通り,各機能ごとに基板を作成し,上にスタックしていく形で作っていきます。
まずは,ホスト PC とのデータのやり取りや,タイミング信号生成を行う基板から作ります。
作成した基板
(クリックで拡大します)
基板の大きさは,B5 サイズにしてみました(特に意味はないのですが…)。
では,機能を大まかに説明したいと思いますが,前回のオレ仕様ゲーム機の基板と,さほど変わりないです。
左下の DC ジャックが電源入力で,5V の AC アダプターを接続します。
その上辺りにある,白いタクトスイッチがリセットボタンになります。
左側中央の USB コネクタで,ホスト PC と接続し,ホスト PC からプログラムやデータを送信します。
右下に 8 個のトグルスイッチがありますが,そのまま 8bit の I/O ポートに接続されていますので,スイッチの内容を読み取ることができます。
その上にある 8 個の発光ダイオードも,8bit の I/O ポートに接続しているので,値を書き込むと点灯することができます。
右にある黄色のタクトスイッチは,Z80 に対して,ノンマスカブル割り込み,いわゆる NMI を入れるスイッチです。
下段に,小さいチップがたくさん並んでいますが,シリアル EEP-ROM です。
ここにプログラムやデータを保存しておいて,電源投入時にロードさせることができる予定です。
そして,シルクで「鶏八」というロゴ?を入れてみました。(ちょっとイマイチかも…w)
この基板だけでは動かない
肝心の Z80 や,メモリが載っていないので,この基板だけではプログラムを走らせることはできません。
…ですので,今回は動作しているところをお見せすることはできず,次回以降になる予定です。
次回は,とりあえずプログラムを動かしたいので,Z80 とメモリを搭載した「メイン CPU 基板」を作成しようと思います。
それでは,次回に続きます。