オレ仕様のゲーム機を作ろう(その26)
前回はもう 1 年くらい前になるんですね。すみません,しばらく更新が滞っていました。
オレ仕様のゲーム機を作ろう(その25)
実は,電子工作も1年ぶりです。
さて,久しぶりの更新ということで,オレ仕様ゲーム機をさらにバージョンアップしたものを作っていきます。(このパターン多いですね)
今回の仕様はどうするか?
- マルチ CPU
- 複数枚の BG 画面
- スプライト枚数の増加
- 複数音源
なんか,前回と似た内容で,どこがパワーアップしたのかよくわかりませんが,以下説明します。
マルチ CPU
前回は,Z80 CPU を 3 つ搭載しました。(なので,鶏八という名前にしました)
今回は,16bit CPU を使いたい!ということで,モトローラの 68000 を使ってみたいと思います。
68000 なんだから,CPU じゃなくて MPU でしょ…と言うツッコミがありそうですので,今後は MPU と言います(笑)。
また,サウンド制御専用にはなってしまいますが,Z80 ももちろん使います。ここは譲れないです。
モトローラとザイログのチップですが,使うのはどちらも東芝製です。
68000 を複数使うということも考えましたが,複数枚の基板で構成するのに,バスの配線数がエライことになりそうなので断念しました。
複数枚の BG 画面
これは前回とどう違うかというと,前回はスクロールしない固定 BG とスクロール BG の組み合わせでしたが,スクロールする BG 画面を最大 4 面まで持てるようにしたいと思います。
同じ回路の基板を複数枚使い回せるようにする予定です。
スプライト枚数の増加
前回のスプライト機能は,1 画面中に最大 160 枚,同一水平ライン上に 40 枚まで表示可能で,大きさは 16×16 〜 128×128 まで可変できる仕様でした。
これは,そのまま流用しようと思いますが,これらの回路を 2 つ組み合わせると,倍の機能になるという某 スーパーグラフィックス のような感じにできればと思っています。
…が,これは多分努力目標になりそうです。
複数音源
これも前回の音源回路を使いまわす予定ですが,これにさらに,FM 音源であるYM3438 と 矩形波音源である SN76489 を追加したいと思っています。
なんか,節操がない感じですけど(笑)。
YM3438 ですが,YM2612 (OPN2) の CMOS 版です。YM2608 (OPNA) から FM 音源部だけ残したような感じです。
また SN76489 は,いわゆる DCSG と言われているやつですね。これらの組み合わせはどこかで見たような気がしますよね。
ネーミング
あくまでも個人の趣味で作るゲーム機で,流通させるわけではないのですが,またまた,このゲーム機に名前をつけてみたいと思います。
名付けて…
「重禄」(しげろく)
です。
ネーミングセンスに関してはいつものとおりです(笑)。
某メガドライブのように,16bit ということを強調したかったのかもしれません。
また長い道のり
前回の「鶏八」の機能アップ版みたいな感じなので,回路の流用(…と言っても基板は新規作成)はできますが,基本的に DIP 部品で作るので,基板がそこそこ大きいのと,総枚数が多いので(結構お金がかかる)ある程度時間もかかりそうです。
そして,今回も物理的な問題がいろいろと発生しそうですし。
最近,地域活動が忙しくなってきて時間が取れなくなってきているのですが,いつものように気楽に進めて行こうと思います。
それでは,次回に続きます。