オレ仕様のゲーム機を作ろう(その5)
連休なので,引き続き作業を進めていきたいと思います。
前回は,ユニバーサル基板にワイヤラッピング配線をするための下準備として,電源ラインを引きました。
オレ仕様のゲーム機を作ろう(その4)
今回は,ロジック IC をレイアウトして,IC ソケットとワイヤラッピング配線のためのピンヘッダを取り付ける作業を行います。
IC ソケットの配置
ロジック IC は,前々回にブレッドボード上に作った画面タイミング信号を取り敢えず配置してみます。
この後のワイヤラッピングは,基板表側で配線するので,IC の位置を避けて配線しなくてはいけません。できるだけ配線が短くなるように配置したいところです。
ベストな配置というのが,これまた難しいのですが,取り敢えず,前回引いた電源ラインに IC ソケットが跨るように配置します。
ピンヘッダの取り付け
さて,IC ソケットを配置したので,これらのピンに沿うようにピンヘッダを配置します。
主に二列のピンヘッダを使うのですが,意外と数量が必要になるので,そこそこストックしておくようにしています。
これを IC ソケットのピンの数に合わせて,カットしていきます。
カットしたピンヘッダを IC ソケットに合わせて配置し,ハンダで仮どめしておきます。
パスコンの取り付け
次は,IC 一つずつに,積層セラミックコンデンサをバイパスコンデンサとして配置します。
多分,多少端折っても大丈夫だと思いますが,原因不明な不具合が発生すると後が大変なので,私は全ての IC に一つずつパスコンを取り付けるようにしています。
このパスコンには,積層セラミックコンデンサ使っていますが,ロジック IC を使った電子工作をやっていると,結構な数量を使うんですね。
やはり,電子工作に限らず,大量に使うものは大量に購入しておくことで,コストを抑えることができますよね。
ですので,一気に箱買いしました(笑)。
コレ,使い切れないように思えますよね?…でも,意外とこれが使い切ってしまうんです。
以前は,500 個入りの袋で買っていたのですが,そこそこ使っていると無くなってしまうので,2000個入りの箱で買いました。(テープなので,多少使いづらいですが)
このパスコンを IC ソケットの電源ピンの傍に配置します。
ひたすらハンダ付け
それぞれ,配置は終わりましたが,仮どめ状態なので,後はひたすらハンダ付けしていきます。
単純に,14 ピンのソケットとピンヘッダで 42 箇所,16 ピンで 48 箇所あります。ざっとトータルで 672 箇所を黙々とハンダ付けです。
こんな作業を繰り返していると,嫌でもハンダ付けが上手くなります(笑)。
そして,こんな感じになります。
IC ソケットとピンヘッダはそれぞれのピンで導通させる必要があるので,思ったよりハンダの消費量が多くなります。
また,多めのハンダを流し込むので,ハンダごての温度を調節しないと,フラックスとハンダボールが飛び散っちゃったりするんですよね。
さて,今回はここまでです。
次回は,ラッピング線を使ったワイヤラッピング配線に取り掛かる予定です。